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1、鑑定書の種類について

 日本刀剣保存会 鑑定書

鑑定書は当会審査員が刀剣を精査し、銘が正真であるか否か、また無銘の場合は時代、作者を推定し発行するものです。
当会の鑑定書はあくまで作者を鑑定するもので、美術品としての価格・ランク等を決定するものではありません。例えば一流刀工が合格し無名な刀工が不合格になるといった事はありません。銘が正真である、あるいは作者が判別できるものであれば鑑定書を発行いたします。

 日本刀剣保存会 審定書

審定書は銘が正真ではあるものの、保存程度不良で刀としての価値を保証できかねるもの。あるいは現代になって加工を施すなどして通常の鑑定書を発行できない品に対して、銘の正真は保証するという意味で発行されます。補助的な鑑定書と位置付けております。

 日本刀剣保存会 優秀刀鑑定書

優秀刀鑑定書は鑑定刀の中で特に出来が素晴らしく、保存状態も良好で学術的・美術的に価値が高いと認められる刀剣に対して発行いたします。優秀刀専用の鑑定書を発行し、図鑑用の高精彩写真を撮影します。また当会の「優秀刀図録」に加え、名刀の資料として後世にまとめあげるものです。
優秀刀審査は現在年に1回、12月の審査と同時に行われます
(鑑定希望の量によっては今後回数を増やす事も検討しております)。
通常鑑定で特に高評価であった刀には当会から優秀刀審査への出品をご提案させていただく場合があります。一般からの直接の出品も受け付けておりますが、鑑定基準を高く設定しておりますので、まずは通常の鑑定を経過された上での出品をお奨めいたします。
優秀刀鑑定も刀工にランクをつけた鑑定は行いません。確かに古名工は自ずと入選の可能性は上がるでしょうが、名前が良くても状態の悪い刀に無条件で発行は致しませんし、時代の下がる新しい刀工の作品でもその刀工の代表作と言える名品には優秀刀鑑定書を発行いたします。通常の鑑定と同じで当会の「刀工は平等であり、その作品は等しく保存すべき美術品である」との理念で鑑定に臨みます。

 

2、応募にあたって、許可証が必要です

お持ちの日本刀には各都道府県の発行する銃砲刀剣類所持許可証(登録証)が付属していると思います。 (許可証の無い美術刀剣は違法です。必ず登録を行ってください)
審査依頼の際には、この登録証を刀剣に添えてください。
事情により登録証を送れない場合は、詳細なコピーを添えて下さい。

 

3、送付について

当保存会より依頼受付のメールが届いたら、審査日前日までに間に合うように現物を当会事務局宛てに送付して頂くか、近郊にお住まいの方は本部に直接持参して下さい。
審査日はこのホームページのトップページに掲載してあります。
直接の持参を希望される場合はメールにその旨を明記し、訪問予定の日時をご連絡ください。事前のご連絡のない場合、事務局が留守等で失礼があるやも知れません。
送付される場合、輸送が原因による紛失・破損などには、当会では責任を負いかねますので、各輸送機関の指示に従って梱包には細心の注意をお願い致します。 
厳重な梱包あるいは美術品指定の輸送など様々な対策があります。発送方法や鑑定依頼方法についての質問は電子メールでお気軽にご質問ください。
電子メールの使えない方は事務局あてのお電話でも構いません。
鑑定依頼期間中、預り証の発行を希望されるお客様は、その旨を依頼メールにお書き添え下さい。
現在、おかげさまで鑑定依頼をかなり多く頂いております。
鑑定の質を維持する為に一本一本精査いたしますので時間がかかります。
鑑定依頼本数が多数になった場合、会員様の依頼から優先して行いますので、 ご依頼の鑑定が次回鑑定に繰り越される場合がごく稀にですがございます。
会員様以外のご依頼の際にお急ぎの場合はその旨を併記ください。

 

4、審査及び鑑定書の価格変更のお知らせ

-令和5年9月審査より-

当会はNPOとして、日本刀の保護に寄与するべく非営利活動にて日本刀及び刀装具の審査に努めて参りましたが、皆様もご存じのように昨今は鑑定書用の和紙をはじめ、各必要経費の極端な値上がりもあり、団体としての努力の枠を超えてしまっております。つきましては今後も日本刀保護、発展に寄与する活動維持のためにも審査及び鑑定書の価格変更へのご理解をいただけますよう皆様にお願い申し上げます。

鑑定料(令和5年7月審査まで)    

<通常の鑑定>
 刀一振り・拵え一式いづれも    七千円
 装剣具一点につき         五千円

<会員以外の方の鑑定の場合>
 刀一振り・拵え一式いづれも    九千
 装剣具一点につき         七千円

<通常審査の結果、合格の場合>
 鑑定書折紙料          一万円
 審定書の場合          五千円

<優秀刀鑑定>
 刀・装剣具いずれも      一万二千円

<審査の結果、合格の場合>     
 鑑定書折紙・写真撮影料     三万八千円  
 審定書折紙の場合        三万八千円 


=新料金=
-令和5年9月審査より-

<通常の鑑定>
 刀一振り・拵え一式いずれも    八千円
 装剣具一点につき         六千円

<会員以外の方の鑑定の場合>
 刀一振り・拵え一式いずれも    一万円
 装剣具一点につき         八千円

<通常審査の結果、合格の場合>
 鑑定書折紙料          一万五千円
 審定書の場合          一万円



審査ご依頼の場合、鑑定料点数分を同時にお支払いください。
郵便書留、刀剣送付に同封していただくか、銀行・郵便口座への振込みでお願いします。

銀行振替 りそな銀行 目黒駅前支店(支店番号518) 普通口座 181-6241

郵便振替 口座番号 00180(3)545950

 

5、依頼方法

こちらから電子メールにて、下記の事項をご連絡下さい。

お名前(年齢)
ご住所
電話番号
ご職業
(当会に会員登録されている方は、お名前と簡潔な住所のみで構いません)
鑑定をご依頼なさる刀剣、もしくは装剣具(鐔、拵えなど)の点数
鑑定希望日時(当HPもしくは機関誌の日程表から、品物送付などの期間を考えて余裕をもった日時を設定してください)

初回のご依頼の方はトラブルを極力避ける為に事務局へお電話でご相談いただければ、 より詳しく審査の方法をご説明できると思います。

審査受付 日本刀剣保存会 事務局
〒141-0021 東京都品川区上大崎1-23-1
電話 03(5424)0543